銀河特急ミルキー☆サブウェイを見ました
(こちらの動画は ミルキー☆サブウェイ の前日譚である ミルキー☆ハイウェイ
はじめまして、30代で野郎のやんてらです。
🪐 たった3分半で心を掴まれた「ミルキー☆サブウェイ」
先日、「ミルキー☆サブウェイ」を観ました。
正直、感動しました。わずか1話3分ほどの短い作品で、ここまで満足度が高いものは初めてです。
テンポの良いストーリー展開に加えて、リズムを刻むようなカットの切り替えが心地よく、まるで音楽と映像がひとつに呼吸しているようでした。
さらに、時間を前後に行き来する錯時的な編集が加わることで、短いながらも重層的な余韻を残します。
耳に残る昭和風の中毒性ある音楽、魅力的なキャラクターの演技、そして何よりも印象的だったのは、キャラクターたちの身振りや素振りでした。
言葉に頼らなくても、「このキャラクターはどんな誇りを持って生きているのか」が自然と伝わってくるのです。
🌌 遠い未来に息づく“多様な社会”
舞台は遠い未来。惑星から惑星へと自由に行き来できる世界で、登場するのはロボット、アンドロイド、宇宙人など多様な存在たち。
しかし、彼ら一人ひとりに個性と尊厳があり、そこに確かに“社会”が息づいていました。
SF的な設定でありながら、どこか現代社会にも通じる温かさとリアリティがありました。
🚉 鬼才監督の登場
たった42分で1つの物語を完結させながら、各キャラクターの魅力を最大限に引き出すその構成力には、ただただ圧倒されました。
キャラクターの「言動」だけでここまで物語を作り上げるとは――まさに鬼才の登場だと感じます。
原作、監督、脚本、キャラクターデザイン、音響監督、そして制作までも、すべて亀山陽平氏が手掛けているとのこと。
さらに、この作品は総集編として新規映像を加え、映画化されるとのこと。(詳細はこちら
今後、見逃せないクリエイターの一人になるかもしれません。
――才能とは、限られた時間でどれだけ世界を描けるかだ。
亀山氏の作品を、これからも追いかけていきたい。

